アスパラガス取りっきり栽培⑨ 雪国での栽培検証本格化!

アスパラ苗がいじけてから早1ヶ月・・・。

とはいえ、とどまっているわけにはいきません!
ブログ更新は手抜き気味になってしまっていますが、前に前に進めていっていますよ(^^)/

 

下の写真はこれから定植する20アール(=2反=2000平方メートル)のアスパラ畑。

畦よりも上に写っている変形の畑がそれです。

アスパラ畑遠景

 

写真でいう右寄りの部分に、この春の分を定植します。
来年の春には収穫するという作型です。

そして、写真左寄りの部分では“雪国仕様”である1年半養成株の採りっきり栽培にチャレンジします!

今年の夏には種まき
⇒秋には定植
⇒雪の下で越冬
⇒春から秋まで株を養成
⇒次の春に収穫

という、1年半かけて株を育てていく作型です。

苗のままでの越冬に失敗した反省から、この栽培方法を採用してみました。

 

この方法はふつうの採りっきり栽培より長い期間畑を使ってしまうので、畑の回転率を上げたい農家さんには向いていないかもしれません。

わがK&Kファームはりんごがメインの作物のため、畑はゆっくり回転させます。

・・・というか、物理的に作業が追いつきません(^_^;

りんごの作業と、アスパラガスの作業がいかに重なってしまわないようにするかも大事な経営課題なのです。

5月の頭には定植が終わる予定ですので、今後の更新も乞うご期待(^^ゞ

りんごの春先作業、完遂!!(^^)/

いやぁ~~~、今年は春先作業に大いに時間を掛けましたよ!

そのせいにしてはいけませんが、ブログ投稿もしばらくお休みしてしまいました(^_^;)

 

・山盛りの枝の片付け

・枝の焼却

・腐らん病にひどくやられてしまった樹の伐採

・腐らん病にかかってはいるけれど、もうしばらく様子をみるための飛散防止対策
(削りきれないので、周りをグルグル巻きにして原因となるカビの飛散を防ぐ)

・腐らん病に犯された部位の手術(専用のナイフで削り取ります)

・新しい苗木の定植(苗を植え付けることを定植と言います)

 

そんなこんなの作業を一気にやっていましたので、今回は一気にご紹介させて頂きます(^_^;

 

枝が片付き、やっとスッキリ!

 

大きく削りました。治ると良いんですが・・・
シナノゴールドとメイポールの定植。(細い方が苗。太く見えているのは支柱)

 

今までわりと大らかに管理されてきたりんご畑ですが、やはりその影響は徐々に大きく出てくるようになってしまいました。

病気が出やすかったり、作業性が悪かったり、陽当たりが悪かったり、いろいろな問題が飽和状態(@@;)になりつつあったので、今年は初動からキッチリと管理をしてみました。

その結果おおいに時間が掛かったわけですが、良い状況が出来たと思います(^_^)

 

さてさて!

これからはアスパラガスの採りっきり栽培を含めた野菜の作業にフルスロットルですよ!♪

 

いや~な予感に満ちあふれていたアスパラ苗の未来はいかに!?(;゜ロ゜)

 

今後のブログ投稿にもご期待くださいませ(^^ゞ

有機栽培 by BLOF理論① “科学性”改善の武器です!

まだまだりんごの枝拾いに追われている管理人ジョーです(^_^;)

 

しかし、時はもう4月!

陽気も良くなり、畑の作業も本格化してくる季節♪

しか~し、堆肥を入れたり、耕したり、野菜の種をまいたりetc・・・
もんのすごくやることが多い季節なのですっ(@_@;)

 

とはいえ、何事も始めが肝心。

以前のりんご畑が水没している記事でも書きましたが、畑の管理には3つの要素があります。

①物理性(水はけを良くするなど)
②生物性(多様な生態系をつくるなど)
③科学性(畑と作物にあった肥料の管理をするなど)

そして、これには優先順位があり、

①物理性>②生物性>③科学性

となります。

 

そんなわけで当K&Kファームでも、この3要素について一つずつ対策を取っていきます!

①物理性
畑に排水用の溝を掘る。

②生物性
多様な菌類が含まれている堆肥や資材の使用

③科学性
土壌診断を行い、適切な施肥をする(施肥=肥料をあげること)
この科学性改善のための武器が下の写真。

土壌診断装置

土壌診断装置です!

これを使って、今現在の我が畑の土の状態を把握することが始まりになります。

 

3つの要素の話も、この土壌診断装置の話も、タイトルにある『BLOF理論』に基づいています。

「なぜK&Kファームがこの技術を使うのか」

からスタートし、書き出したらやたら文章が長くなりそうなので今後もいろんな場面で分割しながら触れていきたいと思います(^_^;)

 

ちなみに、タイトルでありながら最後のご紹介になってしまいましたが、「BLOF理論」とは、(株)ジャパンバイオファームの小祝政明氏による有機栽培理論です。