飯綱のリンゴ栽培 by BLOF理論⑦ 年内の大事な大仕事!

本年のサンふじも完売いたしました!
皆々様に厚く御礼申し上げます<m(__)m>

 

「さぁ、これであとは年を越すだけだ!!」

 

・・・とは、ならないんですねぇ(^_^;)

来年の春に向けて大事な作業を年内に終えておきます。

それは、堆肥の散布。

100%植物性の中熟堆肥

 

K&Kファームでは写真にあるような100%植物性の中熟堆肥を投入しています。

堆肥はBLOF理論を活用した栽培でとても大事な位置を占めています。
そして、燃えカスではない『中熟堆肥』である必要があります。

細かい話はここでは書ききれないので割愛しますが、堆肥から出る肥料分を雪解け水で地中に吸い込ませたいわけです。

となると、大雪が散々降った後に撒いていたら雪解け水が活用できません。

そんなわけで、多少雪はありますがまだまだ昼間は溶けるこの時期がギリギリのタイミングなのです(@_@;)

 

なかなかの重労働でちっとも年末気分にはなりませんが、葉の落ちた木を見ながら、来年の出来を想像して作業をしていると楽しい気分になってくるんですよね(^^)♪

 

年内、大晦日ギリギリまでやることはありそうですが、エネルギッシュに走り抜けたいと思います!!

リンゴ栽培 by BLOF理論③ リンゴも草もグイグイ成長中(;゜ロ゜)

暑さも本格化し、すべての植物の生長も本格化しています!

乗用草刈り機で草刈り中!

“乗用”というのは、人が運転しながら草を刈るという意味です。
ゴーカートみたいな乗り物なので、「乗ってみたい!」と言われることがちょくちょくある農機具ですね♪

とはいえ、強力な刃物が猛スピードで回っている機械ですので安全には十分な注意が必要です。

 

この時期、2週間に1回くらい草刈りをしています。
1シーズンで数トンの草が土に還っていきます。

農業を始める前、

『毎年毎年、草を刈った後の草が溜まっていけばドンドン地面が高くなってしまうんじゃないか!?」

と真面目に思っていました・・・( ̄。 ̄;)

 

目には見えませんが、毎年相当な量の有機物がリンゴや草に吸収されているので地面は高くなりません!(^_^;)

 

リンゴの樹にピョーンと伸びている枝が見えていますが、これはポンプとして残してあります。

リンゴの樹は高いところに向かって養分を吸い上げる特性があります。
しかし、栽培の都合で枝は往々にして下がってきてしまいます。
先端が垂れてしまうと養分が行かなくなってしまうので、高い位置に枝をわざと残してポンプ代わりにするんですね!

 

今年は
化成肥料から有機質肥料への変更準備
枝が混み合ってしまった樹の大胆な剪定
病気になってしまった樹を端から伐採

といった大きな変化を与えたので、今は静かに様子を見ています。

昨年末に施肥をしていませんが生長が追いついてくるといった現象が起こっています。

いろんな変化がどのように影響を及ぼしているのか、科学的なアプローチが出来ないかと思案中ですo(^-^)

 

有機栽培 by BLOF理論② 要素欠乏、実例をどうぞ(^_^;

栄養が足りない
栄養が偏っている
栄養の過剰摂取

こんな状況が続くと、人間でも身体の調子が悪くなります。

生き物である植物も同じです。

 

下の写真をご覧ください。

 

 

“プラネタリウム”です( ̄。 ̄;)

 

葉っぱにプラネタリウム状の点々が見えております。

これ、鉄分が足りていない典型的な症状なのです。
鉄が欠けていると、ほかにどんな養分を施しても吸うことが出来ないのです(;゜ロ゜)

 

以前にご紹介した土壌診断装置を活用するのはもちろんなのですが、植物自体がどんな状態なのかは管理人ジョー自身が細やかに見て回って、判断してあげる必要があるんですね。

リンゴの樹が発しているシグナルに対して、誠実に対応してあげようと思います(^_^;)

 

ミネラル優先、チッ素後追い
(チッ素分より先にミネラルが効いている状態)

 

BLOF理論の基本を守って、この夏の施肥作業(肥料をあげることを“施肥”と言います)に取り組みますよ!(^^ゞ