アスパラガス取りっきり栽培⑧ 雪国的に考える!?(;=´З=)

りんごの剪定に追われていて更新が久々になってしまいましたが、今日はアスパラについて書いてみます。

管理人ジョーがアスパラガスの最新栽培法『採りっきり栽培』に取り組んでいるのは周知の通り(?)ですが、雪国での実体験をもとにちょっと考えてみました。

現状は下記の通り。

「一応」伸びてはいます・・・(笑)

まぁ、・・・見てのとおりです。
順調とは言えませんね(^_^;)

 

ここで、雪国的考察です。

K&Kファームのある飯綱町は3月まで雪が降り、土が起こせるようになるのは4月に入ってからです。5月でも遅霜が降ります。

ということは、5月になってやっとなんとか畑が本格始動するわけですね。
(雪解け後の4月は土の準備があるので、苗を植えるのはその後です)

採りっきり栽培のデータは、今のところ3月からの定植(苗の植え付けを定植と言います)が好結果をに繋がっているようです。

が、前述のようにここでは3月はまだ雪があるんですね(+_+)

 

ん?

んんん??

5月からしか畑が動かせないんだったら、3月種まき、2ヶ月育苗、5月定植でもいける???

 

というか、物理的にはそうなりますね(^_^;)

 

株の養成状況が温暖地と変わってしまうのは、地域性が大きく影響する農業ではやむを得ません。

その地域でのベストもしくはベターな栽培技術を探し出すのも土地に根付く商売の使命なのかな、と。

 

メーカーさんにもご相談しながら、「飯綱町」ならでは、「K&Kファーム」ならではの『採りっきり栽培』を確立していきたいと思います( ^_^)♪

 

これで実が成るのか!?(@_@;)

いきなり質問型のタイトルでスイマセン(^_^;)

 

まずは下の写真をご覧ください。

丸裸!?

 

剪定中のりんご畑の写真ですが、下に落ちているおびただしい数の枝々・・・。

 

「これで実が成るのか!?(@_@;)」

 

就農当時、管理人ジョーがこの景色を見て思った素直な感想でした(^_^;)

 

当然、畑ごと、農家さんごと事情は違うのですが、かなりスッキリさせておかないと、秋には枝と葉っぱでモッサモサになってしまったりんご畑が出来上がります。

K&Kファームのりんご畑は、樹の配置や枝の配置にあまり気を遣わずにやってきたのもあって、今になってツケが回ってきております(+_+)

 

昨年から気合いを入れて畑の環境改善に取り組んでいますよ!

りんごのためにも、管理人のためにも、きれいな環境が一番ですからね♪

アスパラガス取りっきり栽培⑦ いや~な予感が・・・(@_@;)

ずいぶんご無沙汰のアスパラガス投稿です(^_^;)

 

見てのとおり・・・、

 

 

まばら・・・。 

まばらに成長していま~~す(T_T)

 

以前に予想していた悪い予感がヒシヒシと感じられます。
(「霜に当たったかも・・・」ってやつですね)

完全にダメになっているわけではなさそうですが、どれだけが生き残り、どれだけ健全に育ってくれるかはまったく未知数です!!(@_@;)

 

どんなプロジェクトにも絶対はありませんので、どんな状況になっても対応できる準備をしておくことが大事かな、と(^_^;)

 

この新技術はまだまだ始まったばかり。

飯綱町のような雪が多い地域ではサンプルデータが少ないのが実際のところです。

プロ農家として、経験とデータの積み上げをしていこうと思います(^^)/

切った枝の有効利用♪

連日の剪定作業、まだまだまっ盛りです。

今日はちょっとした知恵をご紹介したいと思います。

 

下の写真、何をしてあるか分かりますか!?

廃材利用♪

りんご農家さん以外はハテナしか思い浮かばない・・・ですよね(?~ヘ~?)?

 

これは、これから育てていきたい枝を寝かせているんですね!

この枝はギューンと天を目指して育ってしまい、やたら立った状態になっていました。

枝が立っていると実が付かない枝ばかりがボーボーと生えてきてしまい、「果樹」としては役目を果たせなくなってしまいます。

そこで“枝を寝かせる”という一手間を掛けてあげる必要が出てくるんですね。

 

枝を寝かせるためには一般的に誘引という技術を使います。
読んで字のごとし、枝をヒモやロープで引っ張ります。

ただ、この方法は問題もあります。

草刈りや通り道の邪魔になってしまうんですね(+_+)

 

その問題を解決するための方法が今回の写真の方法!

つっかえ棒をして、上から押さえて寝かせています。

この方法に使うつっかえ棒のことをスプレッダーと呼ぶのですが、使う材料は強度があれば基本的に何でもOK♪

何か良いものがないものかとまわりをキョロキョロ・・・

 

ありましたありました!

山ほど地べたに落ちていました!!

 

そうです。

剪定で落とした山盛りの枝達です!(^^)!

 

適度な長さに切り落として、さっそくつっかえ棒に。

 

う~ん、イイ感じです♪

せっかく育ってきたのに栽培の都合で切り落としてしまう枝。

 

薪にするには細すぎなので、こういった有効活用はりんごのためにも人間のためにも有意義だなぁと一人悦に入っておりました(^^ゞ

休憩を忘れてしまうほど楽しいこと(´∀`)♪

現在、りんごの剪定作業まっ盛りです。

病気を治すことが難しい木は切り倒す。
モサモサになっている枝ぶりを好環境になるように切り落とす。

ザックリ言うとそんな作業の連続なわけですが、そこは自然&植物が相手。

こちらの都合に合わせてくれている樹なんてあるわけもなく、長年あまり気を遣わずに育てられてきたりんごの樹なんてもう、それはそれは頭を悩ませてしまうわけです(+_+)

そんな樹のケリがつくと一休み。 旦(-w-)

 

が!

そんな時に限ってあるモノが目に入ってきます。

それが下の写真。

粗皮削り処理前

このガサガサした表面を「粗皮(そひ)」と言います。
読んで字のごとし、粗い樹皮のことです。

今にも剥がれそうじゃありませんか!?

 

そうなんです!

剥がれるんです!

それもチョーー気持ちよく剥がれるんです!!

 

専用の道具で剥がして削り取るのですが、これがハマります♪

下の写真が削り取った後です。

粗皮削り処理後

休憩しようと思うと、なぜか「粗皮」が目に入るのです・・・。

そして、やり出したら止まりません(笑)

 

ここ数日まともに休憩をしていません。

「粗皮削り」が最高の気分転換になっているんですね(´∀`)♪

 

管理人ジョー、
個人的には、これを知らずに一生を終えるのは大きな損失だ!と本気で思ってるくらい楽しくて気持ちいい作業です♪

あ、本来の削る理由はですね、「虫」と「病気」の予防です。
木の皮の下で虫も病気の原因も冬越しするんですね。
それらを表に引っ張り出して退治や予防をしやすくするのが目的です。

 

さて、明日からもまだまだ削りますよ~(^^)/

果樹園でまず最初にやるべきこと

田畑の環境づくりには優先順位があります。

K&Kファームの主要作物はりんごですが、優先順位は

①物理性の改善(水はけを良くするなど)
②生物性の改善(いろんな生物が共生できる環境をつくるなど)
③科学性の改善(土の中の栄養素を適切に管理してあげるなど)

となります。

 

で、下の写真。

大洪水・・・。

 

・・・大洪水です(T_T)

水はけって何の話だ!?というレベル!!

 

もともと水が抜けにくい場所ではあったのですが、今年はなにしろ雪が多かった。

じゃんじゃん山の上から水が落ちてきて、畑の中で湧き上がってきた模様。

雪が完全に溶けて、地面が締まってきたら本格的な水はけ対策に取り組もうと思います(@_@;)

 

PS.写真の奥の方に軽トラが止まっているのですが、実は・・・、

 

カメになって動けなくなっていました(T□T)

雪がグズグズになっているところと固く締まっているところが混在していて、きれいに乗り上げてしまった次第。

多くの方のご助力のおかげで抜け出すことができましたが、たいへんご迷惑をお掛けしました。

油断大敵、です。

磨き抜かれた原料から出来るものは?

本日ご紹介するのは、磨きに磨き抜かれた原料です。

下の写真がそれ。

何に見えますか??

この時期に、農産物の加工品で、白いもの。

 

加工品の経験のある方はピンと来られた方もいるかもしれませんね(^^)

そうです。
米麹です。

何を隠そうこの麹、まさに磨きに磨かれている超貴重品!!

なんとこの米、純米大吟醸になるべく削られたエリート達なのです(@_@;)
元の大きさの50%以下まで削られているわけですね!

 

我が家では、これを贅沢に甘酒に仕込み中♪

いま炊飯ジャーの中でぬくぬくと発酵作業中です( ^^) _U~~

今晩中に完成、明日の朝には美味しく頂ける予定。
楽しみにしながら今晩はお休みです(^^)

 

いま甘酒は人気沸騰中みたいですね。
特に若い女性たちがハマっているとか!

皆さまもぜひお楽しみくださいませ♪

燃料をタダで手に入れる方法(^^)

剪定作業の調子が上がってきていたところで、腰を折るような雨降りになってしまいました(^_^;)

 

剪定作業に入る時はいきなり切り始めずに、畑の中を一回り歩いて大まかな最終形(剪定完了後にどんな感じになるか)のイメージをするようにします。

そうすると、根本から伐採する木がどうしても出てきてしまうんです(@_@;)

 

もったいないように思われるかもしれませんが、りんごの木(主に枝)は1年間に70cm以上伸びると言われています。

実際にそれ以上に育ちます。

陽当たり、風通し、作業効率、病気の進行度などを考慮すると、りんごの木同士の場所の取り合いでにっちもさっちもいかない状況が出てくるわけです。

そこで下の写真です。

 

バッサリ行ってますね(^_^;)
こんな感じで、だいたい2~3年に数本ずつ切り倒しています。

ここでやっとタイトルに行き着くのですが、左に置いてある丸太はイイ感じの長さに切り揃えてありますよね!?

 

K&Kファームではこれが冬の燃料になっているんですね♪
自分たちの伐採分だけでは足りないので、よそ様からも頂戴いたします。

りんごの産地ではこの循環型熱源はごくごく当たり前の習慣なのですが、こちらに来たばかりの頃は

「みんなあっちこっちで何をモクモク燃やしてるんだろう???」

とよく思っていました(^_^;

 

今は薪ストーブの暖房用だけですが、近々この熱源を使っていろいろ遊んでやろうと画策中・・・( ̄ー ̄)

雨の昼下がり、ゆる~い投稿でした♪

薪 製造中!