飯綱のリンゴ栽培 by BLOF理論⑥ 農業の『見える化』第一弾

年末に向けて、晩生種(遅くになる種類)の「ふじ」の収穫が始まります。

収穫から出荷まで、何千何万というリンゴに触れます。
そのため、リンゴ農家さんは「見た感じ」、「持った感じ」でだいたいの判断が付くようになってきます。
まさに経験が成せる技ですね!(O_O)

 

しかし・・・、

 

その「感じ」というのがとても難しいラインなんですね(-_-;)

 

「感じ」で扱っているリンゴであっても、農家さんはプロなので改めて機器で測定すればきちんとした数値は出ます。

でも、その「感じ」はお客様は感じ取れないものなんですよね。

 

なんとか、なんとかお客様にもパッと見で分かっていただく方法は無いかと思案した結果、今年からは自前での計器計測を取り入れることにしました!

導入した機器類は、

・りんご蜜検知器
りんごを切らずに蜜の入りを判断できます。

・非破壊糖度計
りんごに刃を入れずに糖度を測ることができます。

・屈折糖度計
これはよく見かける、のぞき込んで糖度を見る機械ですね。

・色評価用蛍光ランプ
写真家や美術館が使用する色の変化がほぼ無い蛍光ランプです。

 

全部の説明していると大変なことになるので、今日は分かりやすい『蜜検知器』の実例を一つ。
下の2種類の写真。
蜜が入ったリンゴと、蜜があまり入っていないリンゴの比較です。

蜜が入ったりんご
あまり蜜が入っていないりんご

透け方が全然違いますよね!

ものすごーーーーく単純な機械なのですが、「だれもが」一目瞭然に判断出来るということがとっても大事だと思うのです(^^)

 

機会を見ながら、ほかの機器類がどんなものなのかもご紹介できればと思っています♪