リンゴ栽培 by BLOF理論③ リンゴも草もグイグイ成長中(;゜ロ゜)

暑さも本格化し、すべての植物の生長も本格化しています!

乗用草刈り機で草刈り中!

“乗用”というのは、人が運転しながら草を刈るという意味です。
ゴーカートみたいな乗り物なので、「乗ってみたい!」と言われることがちょくちょくある農機具ですね♪

とはいえ、強力な刃物が猛スピードで回っている機械ですので安全には十分な注意が必要です。

 

この時期、2週間に1回くらい草刈りをしています。
1シーズンで数トンの草が土に還っていきます。

農業を始める前、

『毎年毎年、草を刈った後の草が溜まっていけばドンドン地面が高くなってしまうんじゃないか!?」

と真面目に思っていました・・・( ̄。 ̄;)

 

目には見えませんが、毎年相当な量の有機物がリンゴや草に吸収されているので地面は高くなりません!(^_^;)

 

リンゴの樹にピョーンと伸びている枝が見えていますが、これはポンプとして残してあります。

リンゴの樹は高いところに向かって養分を吸い上げる特性があります。
しかし、栽培の都合で枝は往々にして下がってきてしまいます。
先端が垂れてしまうと養分が行かなくなってしまうので、高い位置に枝をわざと残してポンプ代わりにするんですね!

 

今年は
化成肥料から有機質肥料への変更準備
枝が混み合ってしまった樹の大胆な剪定
病気になってしまった樹を端から伐採

といった大きな変化を与えたので、今は静かに様子を見ています。

昨年末に施肥をしていませんが生長が追いついてくるといった現象が起こっています。

いろんな変化がどのように影響を及ぼしているのか、科学的なアプローチが出来ないかと思案中ですo(^-^)

 

切った枝の有効利用♪

連日の剪定作業、まだまだまっ盛りです。

今日はちょっとした知恵をご紹介したいと思います。

 

下の写真、何をしてあるか分かりますか!?

廃材利用♪

りんご農家さん以外はハテナしか思い浮かばない・・・ですよね(?~ヘ~?)?

 

これは、これから育てていきたい枝を寝かせているんですね!

この枝はギューンと天を目指して育ってしまい、やたら立った状態になっていました。

枝が立っていると実が付かない枝ばかりがボーボーと生えてきてしまい、「果樹」としては役目を果たせなくなってしまいます。

そこで“枝を寝かせる”という一手間を掛けてあげる必要が出てくるんですね。

 

枝を寝かせるためには一般的に誘引という技術を使います。
読んで字のごとし、枝をヒモやロープで引っ張ります。

ただ、この方法は問題もあります。

草刈りや通り道の邪魔になってしまうんですね(+_+)

 

その問題を解決するための方法が今回の写真の方法!

つっかえ棒をして、上から押さえて寝かせています。

この方法に使うつっかえ棒のことをスプレッダーと呼ぶのですが、使う材料は強度があれば基本的に何でもOK♪

何か良いものがないものかとまわりをキョロキョロ・・・

 

ありましたありました!

山ほど地べたに落ちていました!!

 

そうです。

剪定で落とした山盛りの枝達です!(^^)!

 

適度な長さに切り落として、さっそくつっかえ棒に。

 

う~ん、イイ感じです♪

せっかく育ってきたのに栽培の都合で切り落としてしまう枝。

 

薪にするには細すぎなので、こういった有効活用はりんごのためにも人間のためにも有意義だなぁと一人悦に入っておりました(^^ゞ