果樹園でまず最初にやるべきこと

田畑の環境づくりには優先順位があります。

K&Kファームの主要作物はりんごですが、優先順位は

①物理性の改善(水はけを良くするなど)
②生物性の改善(いろんな生物が共生できる環境をつくるなど)
③科学性の改善(土の中の栄養素を適切に管理してあげるなど)

となります。

 

で、下の写真。

大洪水・・・。

 

・・・大洪水です(T_T)

水はけって何の話だ!?というレベル!!

 

もともと水が抜けにくい場所ではあったのですが、今年はなにしろ雪が多かった。

じゃんじゃん山の上から水が落ちてきて、畑の中で湧き上がってきた模様。

雪が完全に溶けて、地面が締まってきたら本格的な水はけ対策に取り組もうと思います(@_@;)

 

PS.写真の奥の方に軽トラが止まっているのですが、実は・・・、

 

カメになって動けなくなっていました(T□T)

雪がグズグズになっているところと固く締まっているところが混在していて、きれいに乗り上げてしまった次第。

多くの方のご助力のおかげで抜け出すことができましたが、たいへんご迷惑をお掛けしました。

油断大敵、です。

燃料をタダで手に入れる方法(^^)

剪定作業の調子が上がってきていたところで、腰を折るような雨降りになってしまいました(^_^;)

 

剪定作業に入る時はいきなり切り始めずに、畑の中を一回り歩いて大まかな最終形(剪定完了後にどんな感じになるか)のイメージをするようにします。

そうすると、根本から伐採する木がどうしても出てきてしまうんです(@_@;)

 

もったいないように思われるかもしれませんが、りんごの木(主に枝)は1年間に70cm以上伸びると言われています。

実際にそれ以上に育ちます。

陽当たり、風通し、作業効率、病気の進行度などを考慮すると、りんごの木同士の場所の取り合いでにっちもさっちもいかない状況が出てくるわけです。

そこで下の写真です。

 

バッサリ行ってますね(^_^;)
こんな感じで、だいたい2~3年に数本ずつ切り倒しています。

ここでやっとタイトルに行き着くのですが、左に置いてある丸太はイイ感じの長さに切り揃えてありますよね!?

 

K&Kファームではこれが冬の燃料になっているんですね♪
自分たちの伐採分だけでは足りないので、よそ様からも頂戴いたします。

りんごの産地ではこの循環型熱源はごくごく当たり前の習慣なのですが、こちらに来たばかりの頃は

「みんなあっちこっちで何をモクモク燃やしてるんだろう???」

とよく思っていました(^_^;

 

今は薪ストーブの暖房用だけですが、近々この熱源を使っていろいろ遊んでやろうと画策中・・・( ̄ー ̄)

雨の昼下がり、ゆる~い投稿でした♪

薪 製造中!

りんご栽培 やっぱり雪かき(^_^;)

駐車場の確保ができました♪

前回、畑までの道ができた事を書きました。
しかし、あくまでも「道」ができただけ・・・。

軽自動車1台分の道に路上駐車したら、ものすごく迷惑かけちゃいますよね(@_@;)

そんなわけで、この雪かき作業が発生したわけです。

溶けかけの雪はすごく重く、エンジン付きの除雪機を持っていっても小一時間かかってしまいました(+_+)

そんな中、重い雪の被害をほかにも発見。

3年目に突入した若木が雪に引きずられて倒れていました(´・ω・`)
何とか復活を試みてみようと思います。

 

さて、ここに車を停めて本格的に作業開始!

本日はチェーンソーで伐採作業です(^^)/

駐車スペース完成!

りんご栽培 小春日和です。

以前に大雪写真の投稿をしたことがありますが、同じようなアングルで撮った現在の風景です。

一気に雪が溶け、農道も雪かきをしてもらえました(^^)/

これで全ての道具を車に積んだまま畑に乗り込むことが出来るようになりました♪

りんごの木もエネルギーに満ちあふれてどんどん生長しています!
ということは、剪定作業をドンドン進めなければならないということなんですけどね(^_^;)

 

ここで豆知識です。

「生長している」と書きましたが、葉っぱも無いこの時期にドンドン育つのって不思議じゃありませんか?

だって、授業では植物は葉っぱで光合成して育つって習いますから。

 

実は、この力は去年の内に木の体内に蓄積が終わっているんですね。
(正確には花が咲く芽の辺りの枝です)
冬眠前の熊のように秋から冬にかけて栄養をため込み、温かくなるとその栄養を使って一気に育ち始めます。

なので、果樹というのは年越し前に芽吹きの準備が終わってしまっているわけです。

「さぁて、温かくなってきたから何から始めようかな~」なんてやっていると、手遅れなんですね!(@_@;)

 

いつだってトライ&エラーの繰り返しですが、そこから学んで前進あるのみです(^^)/

一気に雪解けです!

リンゴの木は、年の初めに切り刻まれる!?

今年もK&Kファームの主力作物、リンゴの栽培作業が始まります!

管理人ジョーが農家になった理由が飯綱リンゴなので、思い入れも書きたいこともてんこ盛りなのですが、ここは一つ落ち着いて、1年間日を追いながら皆さまとシェアできればと思います(^^)/

 

リンゴの1年。

それは、切り刻まれることから始まります!(@_@;)

これを、『剪定作業』と呼びます。
秋から冬に良い実がなるように、不要な枝を切り落としていく作業です。

 

人が食べるために進化を遂げてきた果物は、人が手を入れてあげないとドンドン傷んでいってしまうんですね。

具体的には、実が小さくなったり病気が蔓延したりします。
(手が入らなくなった放棄園地は猛烈に病気が発生し、周辺に影響を及ぼしてしまいます)

世の中には一般的な農法のリンゴ(これを慣行農法と言います)から、減農薬栽培、無農薬栽培、有機栽培などなど、バリエーションに富んだものが出回っています。(呼び名が違うだけ?というようなものもあります。何しろ栽培方法は十人十色)

しかし、どんな農法であろうとこの年の初めの作業は共通です。

・陽当たりを良くする。
・風通しを良くする。
・薬がかかりやすいようにする。
・作業性を良くする。

などなど、いろんな理由があります。

そして、その際に必要なのが下の薬です。
(人間でも切り傷には消毒もすれば絆創膏も貼ります。リンゴの木も最低限の処置をしてあげないと、人間の傷口が膿んでしまうのと同じように病んでしまいます)

同じ「トップジンM」なのに、なんだかいろいろありますね(^_^;)
狙う効果は同じなのですが、状況によって使い分けます。
下に管理人ジョーの使い分けを紹介いたします。

 

①トップジンMペーストチューブ
小さい枝を切ったところにチューブで塗りつけます。
病気予防です。

②トップジンMペースト
割と大きな切り口に刷毛で塗ります。
病気予防、軽い病状に使います。

③トップジンMオイルペースト
病気にかかっている部位の治療に刷毛で塗ります。
病気の範囲が大きく、積極的な治療が必要な部位に使います。

 

と、随分話は長くなってしまいましたね( ̄。 ̄;)

まだまだ残雪は50~60cm残っていますが、道筋は間もなく雪をどけてもらえる予定。

楽しい作業を張り切って進めていきます(^^)/

 

K&Kファームのブログを立ち上げました。
まだまだ雪深く作業が進みませんので、数日前に撮影した畑周辺の雪景色をアップします。

雪かきは大変ですが、この大量の雪のおかげで夏場の水不足が起きないんですね!

自然の輪廻は偉大で雄大です♪