アスパラガス 採りっきり栽培④

倒れてしまった苗はいかに!?

 

前回に続き、トラブル対策について書いていきます。

メーカーから教えて頂いた倒伏対策は2つ、と書きました。
(苗が倒れることを「倒伏(とうふく)」と言います)

一つ目。
苗が折れないように、そ~っと土の中に押し込む。

一見簡単そうですが、実際の苗を触ってみるとなかなかどうして。
アスパラの若苗はあまりに弱々しく、折らずに押し込む自信がありません・・・(=_=)

 

2つ目
根本に苗が倒れないように土を盛る。

苗の上から土をかけたら端から折れるんじゃないか!?
と心配しましたが、一つ目の対策が出来ないのでこちらで行くしかありません!

 

苗が植わっているのと同じ土を、一握りずつ株元に撒いていきます。
育苗用のセルトレイは20枚あるのでけっこう神経がすり減りました(^_^;)

 

数センチ盛り上げたのがアップした写真です。
完璧、とはいきませんが、一通り自立していられるようになりました♪

 

この時点で11月4日です。
あとは冬越しの準備まで楽チン・・・、ではありませんでした!(@_@;)

次はどんな問題が!?

 

倒伏対策後のアスパラガス苗

アスパラガス 採りっきり栽培③

採りっきり栽培、最初の大きなトラブルとは!?

前回の続きです。

「いろいろ起きてきます・・・。」と書きましたが、最初の大きなトラブルがこれでした。

上から撮った写真をアップしました。

 

何が起きているかよく分からない!?

 

実はこれ、苗が倒れてるのです。
しかも種ごと土から飛び出している始末。
根の生長が順調で、苗が押し上げられてしまった・・・。
良いことなのか?悪いことなのか?

いえ!、この場合は明らかに悪いことです(T_T)

アスパラガスは光好性(光を好む)の種なので割と浅めに種をまいた※のですが、物の見事に裏目っていますね(-_-;)
(※光を好む種や、種そのものが軽い場合、深く埋めると上手に芽が出ない場合があるんですね。種の周りが暗い、とか種に乗っかっている土が重い、とかいう理由で)

倒れているのは1本や2本ではないのです!

はてさて、どうしたものか・・・。
種子メーカーの担当の方に聞いてみたところ、対応策は2つとのこと。

次回は大慌ての対応策について書いてみたいと思います(^^)/

アスパラガス倒伏苗
アスパラガス倒伏苗

アスパラガス 採りっきり栽培②

現在の苗は未だ雪の下に埋まっていますので、採りっきり栽培の昨年からの作業をご紹介いたします。

昨年の10月17日、種まきから22日後のアスパラガス苗の状況。
72穴セルトレイ(72個のマスに分かれ、樹脂?で出来た苗を育てるための容器)に一粒ずつ種をまいてあります。

発芽に必要な地温(土の温度)30℃を維持するのがかなり難しい・・・。
というか、ビニールハウスの中で自然に育てていると正直なところ「維持」は無理です。
平均地温30℃を目指す感じでしょうか(^_^;)

この後いろいろ起きてきます・・・。
が、それはまた今後の投稿の中でご紹介いたします(^^)/

アスパラガス 採りっきり栽培①

今一番新しいアスパラガス栽培法
それが「採りっきり栽培」

一般的にアスパラガスは、一度植えたら10年~15年は植え替えることなく収穫する息の長い野菜です。

収穫物が軽いので身体への負担が少ない
美味しいのでいつでも人気の野菜
リンゴと作業が重ならない

などなど魅力は一杯なのですが、如何せんとても初期投資が掛かるのです。

新規就農はいかに初期投資を抑えるかも大事なテーマです。
そこで、この採りっきり栽培。

種蒔きから栽培まで2年で1サイクル。
管理もとても少なくなります。
細かい栽培方法は実体験をもとに追々書いていきたいと思います。

写真は苗を育てるための電気マットのサーモスイッチです。
これで地温を30℃に維持します。

まだまだ雪まみれで温床マットの設置も終わっていないのですが・・・(^_^;