無理は禁物!?

無理と思っても、行かねばならぬ(@_@;)

今朝の大雪で、ビニールハウスまでの道は再び積雪1m越えです(^_^;)

アスパラガスの苗は加温を始めているので見に来ないわけにはいきません。
車を止めるところが無いとか、長靴に雪が入るとか言ってられないのです!
(現場を甘く見て、かんじきを持ってこなかったのは内緒)

何とか今日のお手入れは終わったので良かったです。

早朝から駐車場の雪かきと、ラッセルしながらの農場の行き来でいい汗をかきすぎてしまい、文章が上手に書けません・・・(=_=)

 

というわけで、こんな息抜き投稿となりました。

明日からまたエネルギー満タンでアップしていきます!(^^)/

積雪復活!

アスパラガス 採りっきり栽培⑤

すべての経験は活かされる!と改めて思いました。

 

さて、やっと温床マットを敷きました。
週間天気予報を見ていると常に微妙な様子・・・。
待っていたら3月になってしまいそうなので一気に敷き込み!

 

ビニールハウス内の温度計を見ると、この時期でも最高気温が40℃を超えている時がありますが、最低気温は2℃くらい。

やはり道具の力を借りないと3月末の定植(苗を畑に植えることを「定植」と言います)時期に成長が間に合いませんね(^_^;)

 

苗の下に敷くだけでOKの作業性重視の温床です!
あ、温床温床言ってますけど、よく分かりませんよね!?
苗を育てる場所を苗床(なえどこ)と言うんですね。
温かい苗床なので「温床」です。

この温床は電気で制御しますので、簡単な電気工事が必要になります。

が、管理人ジョーは過去に電気工事を専門にしていた時代が!!

 

そんなわけでトントンとその辺の作業は進んだのですが、一連の作業の中、過去の経験のおかげでつまずかずに済むのはずいぶんストレス軽減になってるんだろうな~と感じた次第。

何事もどこかで活きてくる。
そんなつもりでどんなことにも本気で取り組みたいものです。

さて、後は雪の下から苗を掘り出してきてマットの上に置くだけですね♪

 

掘り起こしの様子、苗をマットの上に置いた様子は引き続きアップしていきます(^^)/

電気温床マット
サーモスイッチ

リンゴの木は、年の初めに切り刻まれる!?

今年もK&Kファームの主力作物、リンゴの栽培作業が始まります!

管理人ジョーが農家になった理由が飯綱リンゴなので、思い入れも書きたいこともてんこ盛りなのですが、ここは一つ落ち着いて、1年間日を追いながら皆さまとシェアできればと思います(^^)/

 

リンゴの1年。

それは、切り刻まれることから始まります!(@_@;)

これを、『剪定作業』と呼びます。
秋から冬に良い実がなるように、不要な枝を切り落としていく作業です。

 

人が食べるために進化を遂げてきた果物は、人が手を入れてあげないとドンドン傷んでいってしまうんですね。

具体的には、実が小さくなったり病気が蔓延したりします。
(手が入らなくなった放棄園地は猛烈に病気が発生し、周辺に影響を及ぼしてしまいます)

世の中には一般的な農法のリンゴ(これを慣行農法と言います)から、減農薬栽培、無農薬栽培、有機栽培などなど、バリエーションに富んだものが出回っています。(呼び名が違うだけ?というようなものもあります。何しろ栽培方法は十人十色)

しかし、どんな農法であろうとこの年の初めの作業は共通です。

・陽当たりを良くする。
・風通しを良くする。
・薬がかかりやすいようにする。
・作業性を良くする。

などなど、いろんな理由があります。

そして、その際に必要なのが下の薬です。
(人間でも切り傷には消毒もすれば絆創膏も貼ります。リンゴの木も最低限の処置をしてあげないと、人間の傷口が膿んでしまうのと同じように病んでしまいます)

同じ「トップジンM」なのに、なんだかいろいろありますね(^_^;)
狙う効果は同じなのですが、状況によって使い分けます。
下に管理人ジョーの使い分けを紹介いたします。

 

①トップジンMペーストチューブ
小さい枝を切ったところにチューブで塗りつけます。
病気予防です。

②トップジンMペースト
割と大きな切り口に刷毛で塗ります。
病気予防、軽い病状に使います。

③トップジンMオイルペースト
病気にかかっている部位の治療に刷毛で塗ります。
病気の範囲が大きく、積極的な治療が必要な部位に使います。

 

と、随分話は長くなってしまいましたね( ̄。 ̄;)

まだまだ残雪は50~60cm残っていますが、道筋は間もなく雪をどけてもらえる予定。

楽しい作業を張り切って進めていきます(^^)/

 

アスパラガス 採りっきり栽培④

倒れてしまった苗はいかに!?

 

前回に続き、トラブル対策について書いていきます。

メーカーから教えて頂いた倒伏対策は2つ、と書きました。
(苗が倒れることを「倒伏(とうふく)」と言います)

一つ目。
苗が折れないように、そ~っと土の中に押し込む。

一見簡単そうですが、実際の苗を触ってみるとなかなかどうして。
アスパラの若苗はあまりに弱々しく、折らずに押し込む自信がありません・・・(=_=)

 

2つ目
根本に苗が倒れないように土を盛る。

苗の上から土をかけたら端から折れるんじゃないか!?
と心配しましたが、一つ目の対策が出来ないのでこちらで行くしかありません!

 

苗が植わっているのと同じ土を、一握りずつ株元に撒いていきます。
育苗用のセルトレイは20枚あるのでけっこう神経がすり減りました(^_^;)

 

数センチ盛り上げたのがアップした写真です。
完璧、とはいきませんが、一通り自立していられるようになりました♪

 

この時点で11月4日です。
あとは冬越しの準備まで楽チン・・・、ではありませんでした!(@_@;)

次はどんな問題が!?

 

倒伏対策後のアスパラガス苗

アスパラガス 採りっきり栽培③

採りっきり栽培、最初の大きなトラブルとは!?

前回の続きです。

「いろいろ起きてきます・・・。」と書きましたが、最初の大きなトラブルがこれでした。

上から撮った写真をアップしました。

 

何が起きているかよく分からない!?

 

実はこれ、苗が倒れてるのです。
しかも種ごと土から飛び出している始末。
根の生長が順調で、苗が押し上げられてしまった・・・。
良いことなのか?悪いことなのか?

いえ!、この場合は明らかに悪いことです(T_T)

アスパラガスは光好性(光を好む)の種なので割と浅めに種をまいた※のですが、物の見事に裏目っていますね(-_-;)
(※光を好む種や、種そのものが軽い場合、深く埋めると上手に芽が出ない場合があるんですね。種の周りが暗い、とか種に乗っかっている土が重い、とかいう理由で)

倒れているのは1本や2本ではないのです!

はてさて、どうしたものか・・・。
種子メーカーの担当の方に聞いてみたところ、対応策は2つとのこと。

次回は大慌ての対応策について書いてみたいと思います(^^)/

アスパラガス倒伏苗
アスパラガス倒伏苗

アスパラガス 採りっきり栽培②

現在の苗は未だ雪の下に埋まっていますので、採りっきり栽培の昨年からの作業をご紹介いたします。

昨年の10月17日、種まきから22日後のアスパラガス苗の状況。
72穴セルトレイ(72個のマスに分かれ、樹脂?で出来た苗を育てるための容器)に一粒ずつ種をまいてあります。

発芽に必要な地温(土の温度)30℃を維持するのがかなり難しい・・・。
というか、ビニールハウスの中で自然に育てていると正直なところ「維持」は無理です。
平均地温30℃を目指す感じでしょうか(^_^;)

この後いろいろ起きてきます・・・。
が、それはまた今後の投稿の中でご紹介いたします(^^)/

アスパラガス 採りっきり栽培①

今一番新しいアスパラガス栽培法
それが「採りっきり栽培」

一般的にアスパラガスは、一度植えたら10年~15年は植え替えることなく収穫する息の長い野菜です。

収穫物が軽いので身体への負担が少ない
美味しいのでいつでも人気の野菜
リンゴと作業が重ならない

などなど魅力は一杯なのですが、如何せんとても初期投資が掛かるのです。

新規就農はいかに初期投資を抑えるかも大事なテーマです。
そこで、この採りっきり栽培。

種蒔きから栽培まで2年で1サイクル。
管理もとても少なくなります。
細かい栽培方法は実体験をもとに追々書いていきたいと思います。

写真は苗を育てるための電気マットのサーモスイッチです。
これで地温を30℃に維持します。

まだまだ雪まみれで温床マットの設置も終わっていないのですが・・・(^_^;

小さく、幸せに稼ぐ農業

国が唱える農政の真逆を張って、“幸せに稼いでいる”篤農家さんのお話を聞いてきました。

あるのは30アール(農家風には3反)の畑だけ。
そこでご本人と奥様の1.5人の労働力で1,200万円を売り上げる超々効率経営!

「10アールで100万円稼ぐのが目標」と言われるのもザラな中、いかに素晴らしい経営をしているかお分かり頂けるかと思います。

その方は「西田栄喜」さんといいます。

経営内容の詳細はご著書にお任せするとして、私が感銘を受け、隠れた本質だと思ったことを一点挙げさせて頂きます。

徹頭徹尾、一本筋が通っていること。
それは「徹底したホスピタリティー」です。

栽培技術や販売方法もさることながら、それ以上にバーテンやホテルマン時代に培われたと思われるお客様に気持ちよく幸せに過ごして頂くための所作。

ご本人はひょっとしたら無意識かも知れません。
が、どんな仕掛けにもそんな雰囲気が溢れています。

ご家族、お客様の隔てなくそれが徹底できていること。

ご多分に漏れず、私も気分良く数時間を過ごさせて頂きました。

見習うべき、良き先輩に出会うことができました♪

K&Kファームのブログを立ち上げました。
まだまだ雪深く作業が進みませんので、数日前に撮影した畑周辺の雪景色をアップします。

雪かきは大変ですが、この大量の雪のおかげで夏場の水不足が起きないんですね!

自然の輪廻は偉大で雄大です♪