空梅雨!? 川も元気がありません( ̄。 ̄;)

雨が降りません(+_+)

アスパラガスの採りっきり栽培をしている畑のすぐ隣には一級河川の鳥居川が流れています。

 

・・・が、

 

水に勢いがありません!!(@_@;)

水が少ないです・・・。(畑の通路から撮影)

 

調子が良いときは近づくのもためらうくらいの水量なので、これはかなり少ないのです。

 

リンゴに関しても暦通りにならないお天気に生育が読めない状況が続いていますが、相手は天下のお天道様なのでなんともなりませんね(^_^;)

 

来春のアスパラガスの収穫時期が来たら、この川から水を引いて灌水(水やりのことを“かんすい”と言います)しようかと思っています。

その時は順調な雨量を期待したいですね♪

本日は閑話休題ネタでした(^^ゞ

有機栽培 by BLOF理論② 要素欠乏、実例をどうぞ(^_^;

栄養が足りない
栄養が偏っている
栄養の過剰摂取

こんな状況が続くと、人間でも身体の調子が悪くなります。

生き物である植物も同じです。

 

下の写真をご覧ください。

 

 

“プラネタリウム”です( ̄。 ̄;)

 

葉っぱにプラネタリウム状の点々が見えております。

これ、鉄分が足りていない典型的な症状なのです。
鉄が欠けていると、ほかにどんな養分を施しても吸うことが出来ないのです(;゜ロ゜)

 

以前にご紹介した土壌診断装置を活用するのはもちろんなのですが、植物自体がどんな状態なのかは管理人ジョー自身が細やかに見て回って、判断してあげる必要があるんですね。

リンゴの樹が発しているシグナルに対して、誠実に対応してあげようと思います(^_^;)

 

ミネラル優先、チッ素後追い
(チッ素分より先にミネラルが効いている状態)

 

BLOF理論の基本を守って、この夏の施肥作業(肥料をあげることを“施肥”と言います)に取り組みますよ!(^^ゞ

 

アスパラガス取りっきり栽培⑪ デキが良いのか?悪いのか??

腰と膝がおかしくなりそうだった定植から約1ヶ月が経ちました(^_^)

変化の少ない写真を延々と上げ続けるのも面白みの無い投稿になってしまうと思いましたので、この時期まで待ってみました。

定植後約1ヶ月

 

しか~し・・・、

これが順調なのか、順調で無いのか、
基準値が無いので判断しかねております(@_@;)

現在、株ごとの出来不出来に個体差はありますが、およそ3~4本の立茎が確認できます。
(アスパラガスはどんどん新しい茎(分かりやすく言ってしまえば芽)が出てきます。これを「立茎」と呼びます。)

 

ここは長野県、更には大雪地帯の飯綱町。

新しい栽培技術である“採りっきり栽培”は基準値となる作況データ(現在の出来が良いか悪いかのデータ)がありません。

ですので、自分の作りがデータ蓄積の始まりになるんですね(^_^;

基準値ができている作物はいーかーに管理がしやすいか(当方はリンゴ)
作って頂いた方々には大いに頭が下がります<m(__)m>

 

ネキリムシに株元をかじられ、コガネムシに葉をかじられ、やっとこやっとこ退治しながらここまで来ました(+_+)

これからも病気や虫、発育状況に気を配りながら世話を続ける日々が続きます(^^)/

 

小さく始める6次産業化① 自前の農産物加工所も整ってきました♪

畑がひとまず一段落したところで、加工所の整備を進めています(^^)

今回はシンクと作業台が搬入されました。

シンクや作業台が入りました!

まだ水も電気もガスも繋がっていないので飾りにしかなっていませんが・・・(^_^;

 

K&Kファームの加工は、自分で作った作物や飯綱産の作物をどこまで美味しい物に変えられるか、味わい尽くせるかがテーマです♪

 

農業もビジネスですので、

「市場が望むもの」
「時代に合ったもの」

といった理屈も当然当てはまるのですが、K&Kファームではそれは踏まえた上で、やっぱり

「自分が美味しいと思うもの」
「食べたいと思うもの」

という感性を大事にしています。

 

これが前提にあると、栽培に関しても加工に関しても、出てくるアイディアの量がまるで違います。

『こうしたらもっと美味しくなるかも!』

という向上心の燃料になるといった感じでしょうか(^^)

惰性で仕事をすることが無くなるというのも利点の一つかもしれませんね!

 

ここから生み出されるものも今後ご紹介させて頂きますので、乞うご期待です(^^ゞ

アスパラガス取りっきり栽培⑩ 学び多き定植完了です(@_@;)

今日はちょっと堅めの内容の投稿です。

2017年、春植えの定植が完了しました!
下の写真、よく見えませんがすべて植わっています。

遠景の写真でスイマセン(^_^;

定植完了!!

今回、初の採りっきり栽培への挑戦ですが、作業の度に学ぶことが多いですね。

 

次回への課題として挙げているのが下記の3点。

①苗の育苗管理(適期育苗)
一にも二にも育苗管理がキモです。
定植日を決め、逆算で種まき・育苗期間を決める必要があります。

当たり前のことなのですが、これが本当に難しい。
寒すぎれば地温管理が難しい。
苗の生長が早すぎると定植までに疲れてしまう。(畑の準備が遅れた場合も同じ)
今回は自前の苗がいじけてしまったので購入苗を準備しましたが、良い苗であっても時期が合わせられなければ疲れてきます。

②畝立て
専用ホーラー(定植用の穴を開ける道具)を使って畝に定植用の穴を開けますが、かなりの深さまで土が柔らかくなっていないとホーラーが途中で突き当たってしまい良い穴が開きません。
全面フカフカという都合の良い畑ばかりではないと思いますので、基本はホーラーが埋まる高畝が良さそうです。

③マルチ張り
今回は10アール(1,000平方メートル)を手でマルチ張りをしましたが、相~当~厳しいものがありました(@_@;)
露地栽培ですので、何しろ風に悩まされます。
700mほどをいっぺんに張るためマルチ張りは一気に上手になりますが、それは本来の目的ではありません(^_^;)
今年の秋には「1年半株養成」の定植を予定してるので、その際は本気でマルチャーを考えています。

 

雪国、且つりんごと組み合わせた作型の挑戦は続きます!

畑が使える期間、作物の生育状況、作業時間の取り合いなど、検証すべき点は山盛りてんこ盛りですが、これからも積極的に検証を続けていきますよ(^^)/

アスパラガス取りっきり栽培⑨ 雪国での栽培検証本格化!

アスパラ苗がいじけてから早1ヶ月・・・。

とはいえ、とどまっているわけにはいきません!
ブログ更新は手抜き気味になってしまっていますが、前に前に進めていっていますよ(^^)/

 

下の写真はこれから定植する20アール(=2反=2000平方メートル)のアスパラ畑。

畦よりも上に写っている変形の畑がそれです。

アスパラ畑遠景

 

写真でいう右寄りの部分に、この春の分を定植します。
来年の春には収穫するという作型です。

そして、写真左寄りの部分では“雪国仕様”である1年半養成株の採りっきり栽培にチャレンジします!

今年の夏には種まき
⇒秋には定植
⇒雪の下で越冬
⇒春から秋まで株を養成
⇒次の春に収穫

という、1年半かけて株を育てていく作型です。

苗のままでの越冬に失敗した反省から、この栽培方法を採用してみました。

 

この方法はふつうの採りっきり栽培より長い期間畑を使ってしまうので、畑の回転率を上げたい農家さんには向いていないかもしれません。

わがK&Kファームはりんごがメインの作物のため、畑はゆっくり回転させます。

・・・というか、物理的に作業が追いつきません(^_^;

りんごの作業と、アスパラガスの作業がいかに重なってしまわないようにするかも大事な経営課題なのです。

5月の頭には定植が終わる予定ですので、今後の更新も乞うご期待(^^ゞ

りんごの春先作業、完遂!!(^^)/

いやぁ~~~、今年は春先作業に大いに時間を掛けましたよ!

そのせいにしてはいけませんが、ブログ投稿もしばらくお休みしてしまいました(^_^;)

 

・山盛りの枝の片付け

・枝の焼却

・腐らん病にひどくやられてしまった樹の伐採

・腐らん病にかかってはいるけれど、もうしばらく様子をみるための飛散防止対策
(削りきれないので、周りをグルグル巻きにして原因となるカビの飛散を防ぐ)

・腐らん病に犯された部位の手術(専用のナイフで削り取ります)

・新しい苗木の定植(苗を植え付けることを定植と言います)

 

そんなこんなの作業を一気にやっていましたので、今回は一気にご紹介させて頂きます(^_^;

 

枝が片付き、やっとスッキリ!

 

大きく削りました。治ると良いんですが・・・
シナノゴールドとメイポールの定植。(細い方が苗。太く見えているのは支柱)

 

今までわりと大らかに管理されてきたりんご畑ですが、やはりその影響は徐々に大きく出てくるようになってしまいました。

病気が出やすかったり、作業性が悪かったり、陽当たりが悪かったり、いろいろな問題が飽和状態(@@;)になりつつあったので、今年は初動からキッチリと管理をしてみました。

その結果おおいに時間が掛かったわけですが、良い状況が出来たと思います(^_^)

 

さてさて!

これからはアスパラガスの採りっきり栽培を含めた野菜の作業にフルスロットルですよ!♪

 

いや~な予感に満ちあふれていたアスパラ苗の未来はいかに!?(;゜ロ゜)

 

今後のブログ投稿にもご期待くださいませ(^^ゞ

有機栽培 by BLOF理論① “科学性”改善の武器です!

まだまだりんごの枝拾いに追われている管理人ジョーです(^_^;)

 

しかし、時はもう4月!

陽気も良くなり、畑の作業も本格化してくる季節♪

しか~し、堆肥を入れたり、耕したり、野菜の種をまいたりetc・・・
もんのすごくやることが多い季節なのですっ(@_@;)

 

とはいえ、何事も始めが肝心。

以前のりんご畑が水没している記事でも書きましたが、畑の管理には3つの要素があります。

①物理性(水はけを良くするなど)
②生物性(多様な生態系をつくるなど)
③科学性(畑と作物にあった肥料の管理をするなど)

そして、これには優先順位があり、

①物理性>②生物性>③科学性

となります。

 

そんなわけで当K&Kファームでも、この3要素について一つずつ対策を取っていきます!

①物理性
畑に排水用の溝を掘る。

②生物性
多様な菌類が含まれている堆肥や資材の使用

③科学性
土壌診断を行い、適切な施肥をする(施肥=肥料をあげること)
この科学性改善のための武器が下の写真。

土壌診断装置

土壌診断装置です!

これを使って、今現在の我が畑の土の状態を把握することが始まりになります。

 

3つの要素の話も、この土壌診断装置の話も、タイトルにある『BLOF理論』に基づいています。

「なぜK&Kファームがこの技術を使うのか」

からスタートし、書き出したらやたら文章が長くなりそうなので今後もいろんな場面で分割しながら触れていきたいと思います(^_^;)

 

ちなみに、タイトルでありながら最後のご紹介になってしまいましたが、「BLOF理論」とは、(株)ジャパンバイオファームの小祝政明氏による有機栽培理論です。

 

 

アスパラガス取りっきり栽培⑧ 雪国的に考える!?(;=´З=)

りんごの剪定に追われていて更新が久々になってしまいましたが、今日はアスパラについて書いてみます。

管理人ジョーがアスパラガスの最新栽培法『採りっきり栽培』に取り組んでいるのは周知の通り(?)ですが、雪国での実体験をもとにちょっと考えてみました。

現状は下記の通り。

「一応」伸びてはいます・・・(笑)

まぁ、・・・見てのとおりです。
順調とは言えませんね(^_^;)

 

ここで、雪国的考察です。

K&Kファームのある飯綱町は3月まで雪が降り、土が起こせるようになるのは4月に入ってからです。5月でも遅霜が降ります。

ということは、5月になってやっとなんとか畑が本格始動するわけですね。
(雪解け後の4月は土の準備があるので、苗を植えるのはその後です)

採りっきり栽培のデータは、今のところ3月からの定植(苗の植え付けを定植と言います)が好結果をに繋がっているようです。

が、前述のようにここでは3月はまだ雪があるんですね(+_+)

 

ん?

んんん??

5月からしか畑が動かせないんだったら、3月種まき、2ヶ月育苗、5月定植でもいける???

 

というか、物理的にはそうなりますね(^_^;)

 

株の養成状況が温暖地と変わってしまうのは、地域性が大きく影響する農業ではやむを得ません。

その地域でのベストもしくはベターな栽培技術を探し出すのも土地に根付く商売の使命なのかな、と。

 

メーカーさんにもご相談しながら、「飯綱町」ならでは、「K&Kファーム」ならではの『採りっきり栽培』を確立していきたいと思います( ^_^)♪

 

これで実が成るのか!?(@_@;)

いきなり質問型のタイトルでスイマセン(^_^;)

 

まずは下の写真をご覧ください。

丸裸!?

 

剪定中のりんご畑の写真ですが、下に落ちているおびただしい数の枝々・・・。

 

「これで実が成るのか!?(@_@;)」

 

就農当時、管理人ジョーがこの景色を見て思った素直な感想でした(^_^;)

 

当然、畑ごと、農家さんごと事情は違うのですが、かなりスッキリさせておかないと、秋には枝と葉っぱでモッサモサになってしまったりんご畑が出来上がります。

K&Kファームのりんご畑は、樹の配置や枝の配置にあまり気を遣わずにやってきたのもあって、今になってツケが回ってきております(+_+)

 

昨年から気合いを入れて畑の環境改善に取り組んでいますよ!

りんごのためにも、管理人のためにも、きれいな環境が一番ですからね♪